2000/12/23 肥薩線・矢岳駅


  山の駅

 日に何度かの人の行き来だけが、   ここが廃線ではない事を教えてくれる  目を細めると見えてくる   C12の警笛、蒸気の煙り、レールのきしむ音   スイッチバックの雄たけび   映画フィルムを見ているかのような幻想  目を開いて我に返ると   変わらぬ静寂 人一人いない駅  やがてくる凍える季節になれば   この冷たい雨が造りだす光る大地は   輝く雪の絨毯と化してくれるのだろう  そして日に何度かの人の行き来だけが、   ここが廃線ではない事を教えてくれる


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