鹿児島・クルソン MIDI



    逃 避

 今にも逃げ出したくなる衝動を抑え  都会の雑踏の中に耐えている時間   何百もの人が何百もの顔をして   行き来している駅の中   案内の声と列車の出発を知らせる音   心で耳に栓をし、目を閉じる   求めた静寂も、一瞬でしかなく   またざわめきだした   音と映像が、頭の中でぐるぐる回る  耐えきれなくなった時  瞬きを三度したら森の中に立っていた。


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